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よろめく素人の小言。

ふわっと、ふらっと生活を。

チョコチップパン・カウントダウン

2017年5月中旬

 

先日の大型連休が遠い日のように思えるこの頃。冷えた六畳間で僕は目を覚ました。

 

枕元の携帯に手を伸ばし電源を入れる。

寝起きの眼球には少し眩しすぎる液晶に『04:58/(月)』と映し出されていた。無機質な文字の奥ではムスッとした表情で、頬を赤らめた白髪の少女がこちらを見ている。

 

携帯の瞼を落とし、体を起こす。

まだ重たい体をなんとか動かして、背の低いテーブルの上からハイライトとライターを取る。

半分ほどに減ったソフトパックの中から1本だけを取り出し、乾いた唇に挟んで火をつけて、一口目を蒸し、二口目で肺に毒を吸い入れて吐き出す。

それを繰り返す度に六畳間を煙が満たしていく。

 

毎朝毎朝、ただの流れ作業でしかない一日の始まりはいつもどこか儚さが漂う。

その儚さも、随分と前に慣れてしまった。

 

フィルターの近くまで火が迫ってきたところで煙草を灰皿に捨てて立ち上がり、洗面台へ向かう。 顔を洗い終え部屋に戻る頃には、寝起きの体の重さも無くなっていた。

 

腰を下ろし仕事の支度をしようと思ったところで僕は大事なことを思い出し、テーブルの脇に転がっているコンビニの袋に手を伸ばして中を漁る。

「今日からちゃんと食う…」と独り言を言いながら、袋からチョコチップパンを取り出す。

近所のコンビニに売られているチョコチップパン。細いスティック状のパンにチョコチップが埋め込まれたあれだ。

 

昨夜煙草を買いにコンビニに出向いた際、レジ前の台に「期間限定一本増量中!108円!」との謳い文句でこいつは置かれていた。

普段なら買うことなどきっとないのだが、

「朝メシは軽くでも食べた方が良いぞ」と塩谷さん…職場の上司が言っていたことをたまたま思い出し、買ってみることにしたのだ。

 

朝というのはやはり気だるいもので、胃になにか固形物を入れるなどという事は僕にとっては苦行でしかない。そんなこんなで、生まれて二十四年ほとんど朝食を食べたことは無かった。

肺には煙を入れるくせに不思議なものだ。

だが最近、やけに体調が悪い日が続いたり、出勤早々の仕事でなかなか頭が働かなかったり「これは無理矢理にでもなにか食べた方がいいのか…?」と、一人考えていたのも事実だった。

 

そう思うと、このチョコチップパンは運命の朝食と言ってもいい。

低価格、糖分も取れる、なんと言っても「期間限定で1本増量中」だ。

普段なら六本入りのところが今は七本になっている。

七本というところが素晴らしく、毎朝一本食べれば一週間。一回買うだけで一週間。素晴らしい。チョコチップパンリスペクト。

まぁ、一本だけで朝食としての役割を担うのか?という懸念はある。

だが、こういうものは食べた「事実」と、それに伴う「実感」が重要なんだ。と、ふと思いついたそれらしい理論で懸念は解決させていよいよ実食といく。

封を開け、1本だけを取り出し4分の1程を齧る。

「美味い!!」 

と、言うほどではなかった。分かりきった事だ。僕もチョコチップパン童貞だったわけでもあるまい。チョコチップパンの味も知っていた。

ただ、いつも同じ事の繰り返しの朝に「チョコチップパン」という新しいものが加わった事で、少しだけ新鮮な感じがした。

あっという間に一本を食べ終えて、いよいよ仕事の支度へと取り掛かる。

支度も終え、一本ハイライトを吸ってから家を出る。

 

ー 仕事を終え帰宅し、一通りことを済ませて布団に入る。

いつもと変わらない一日だった。さしてチョコチップパンの効果が見れた訳でもなく、むしろ昼過ぎから頭痛が酷いくらいだった。

それでも、チョコチップパンを食べたことで僕はもう満足していたので、問題はない。

結局は「よければよいのだ」

明日もちゃんと一本食べようと決めてから、頭痛薬をのんで寝た。

 

火曜日

いつもなら、冷えた部屋の温度か目覚ましの音で起きるのだが、今日はチョコチップパンの臭いで起きた。嘘だ。頭痛で起きた。頭が痛い。

昨夜の薬が「効かぬわぁ!!」と頭痛サタンに追い返されたらしい。

五月の体調不良はやっかいなのが多いと、今更ではあるが実感する朝方だった。

痛い頭と重い体に鞭を打ち、煙草を燻らす。

ふいに頭を横に振る。ぐわんぐわんと、頭の中を鉄球が転がるような痛みが広がる。

「マジでいてぇ…」振った後に後悔する。

いつもそうだ。頭痛に襲われると、駄目と分かっていながらも頭を振ってしまう。謎の性だ。

 

僕のせいで増した頭の痛みを我慢しながら、チョコチップパンを一本取り出す。

半分ほどちびちびと食べ進めていたところでむせてしまった。チョコチップが喉と鼻の境目あたりで静かに僕を痛めつけている。

「くぁっ!珈琲…!」一人六畳間でチョコチップと格闘している自分を少し情けなく思いながら、冷蔵庫に鎮座する珈琲を求めて台所へと急ぐ。

一人暮らしの僕には少し大きい冷蔵庫を開けて、買い置きの缶珈琲を取り出して、それを一気に半分ほど飲み干した。

僕をいじめていたチョコチップはいなくなった。

朝っぱらからチョコチップに翻弄される僕の生活を思いながら、支度をして家を出た。

 

駅まで少し歩いて、満員電車に揺られて職場へ向かう。相も変わらず人が多い世の中だ。

新宿で降り、人混みを掻き分けて駅からほど近い雑居ビルへ入る。

エレベーターに乗り込み五階で降りて、

「株式会社 プレイズ人材派遣サービス」と表札のついたドアを開ける。

「おはよーございまーす」

ドアを開けながら精の無い声を出すと、同じく精の無い声が二つ返ってきた。

自分の席に座りパソコンを立ちあげる。

 

今日も昨日と同じように仕事をして、明日も同じく仕事をする。それが僕の生活で、十九の時にこの会社に勤めて以来ずっとそうだった。それはこれから先もきっと変わらない。

昔は、「金持ちになりたい」「有名になりたい」「働かずに生きたい」だのを思ったものだが、今はそんな事を思うことはなくなった。

勿論、そうなるに越したことはないのだが。生憎僕の人生も、僕自身もそう煌びやかではない事を知っている。

良くはない給料を稼ぐ為に朝早く起きて、金属の箱に詰められ出勤して、殺風景な事務所で仕事をして、たまに欠伸が出て、金属の箱に詰められて家に帰る。そして毎月決まった日にちになれば良くはない給料が振り込まれ、その給料で生活を続ける。

酒と煙草が買えて、衣食住に最低限困らなければ十分だ。十分だ。

幸せとか不幸せだとか、そんな事を考えるのは些か無粋だ。答えなどないだろうし、僕の頭はそれを考えるのにはスペックが足りない。

なんなら、チョコチップパンに一喜一憂する今の生活も十分幸せだろうし、頭痛に悩まされる今の生活は不幸せだ。

答えなどないのだ。ただ、つつましく日々を送れれば僕は十分だ。

 

そんなことをふと考えながら、今日もパソコンに向かい合っている。

 

いつものように仕事を終え、いつものように家に帰る。

帰り際、煙草を買いに近所のコンビニに寄った。少し悩んでから、バドワイザーを一缶だけレジに持っていって一緒に買った。

 

風呂上がりに、ベランダで夜風にあたりながらバドワイザーを呑んだ。

今日も頭痛は治らなかった。

 

水曜日

今日もまた頭の痛みで目を覚ました。

暗い六畳間で携帯の電源をつけると、いつも起きるより少し早い時間だったが、頭痛薬を飲むのに起き上がると、もう一度布団に入る気はなぜか起きなかった。

その分、いつもより早くチョコチップパンを食べ、いつもより早く出勤した。

 

ー 昼休み。同僚に誘われ近くの定食屋で昼食をとることにした。

食券機で「生姜焼き定食 580円」のボタンを押し店員に渡す。ここの生姜焼き定食は美味い。それ以外は微妙だ。生姜焼き定食だけが美味い定食屋。同僚はアジフライ定食を頼んでいた。

「お前いつも生姜焼きじゃない?他の食わないの?」

席につくと同僚が問いかけてきた。

「逆に、生姜焼き定食を頼まないやつの気が知れない」と愛想なく返すと「ふーん」と興味のなさそうな返事をした。

「そういえば!」と、生姜焼きなど忘れたかのように同僚が話し出す。

「お前、日曜の夜空いてる?『carotid artery』のライブなんだけど、用事出来て行けなくなってさ。行くならチケットやるよ」

「行くわ」

即答だった。

『carotid artery』は僕と同僚が共通で好きなインディーズバンドだ。インディーズとはいえど、メジャーデビューも目前と言われるほど人気のバンドだ。

数年前に他のバンドのライブを見にライブハウスに出向いた際、共演者ででていたのが『carotid artery』だった。抑揚のないコード進行と歌声の中に何処か感じる熱量と反する虚しさが僕を虜にした。

そのバンドのライブが今週の日曜に新宿で行われる。出会った当初とは違い人気が出てきた今は、チケットもすんなり取れたものではない。

今度のライブも、同僚はチケットがとれたが、僕は取れなかった。ツアーのファイナルということもありどうしても行きたかったライブだったので、まさかのチケット入手に心が踊る。

アジフライ定食を頼むような同僚が、今は神仏の類に思えて仕方が無い。

 

しばらくして料理が運ばれてきた。

今日の生姜焼き定食はいつもの数倍美味しく思えた。

 

昼休みも終わる頃に事務所に戻り、またパソコンに向かい合う。

仕事も未だに続く頭痛も、日曜を思えば少しだけ楽になった。

 

木曜日

チョコチップパンが半分を切った。

四日間もきちんと食べ続けたと思うと、少し達成感のようなものが湧いてくる。

出勤前の煙草を燻らせながら、そんな事を思っていた。

楽しみなことが出来たからだろうか、続いていた頭痛も少しは和らいだように感じる。

「明日は休みだし、帰り際呑んでこようか…」などと頭の中で今日を組み立てながら仕事に向かった。

 

今日も今日とてパソコンに向かい合う。

いつもより仕事量が多く、残業を覚悟していたがなんとか定時には終わらせることが出来た。

 

満員電車に揺られ最寄り駅までつくと、駅前を少し外れたところにある行きつけの居酒屋に寄った。

 

顔馴染みの店主と軽い挨拶を交わして、カウンター席に座る。広くも無ければ、綺麗でもない。どこにでもありそうな個人経営の居酒屋だが、どことなく温かさが漂うこの店を、僕はとても気に入っていた。

ビールと幾つかのつまみを頼み、煙草に火をつける。

 

店主との会話も挟みながら十分に酩酊したところで、帰り支度をする。

会計の時少しだけ料金をサービスしてもらった。遠慮はしたのだが「ずっと来てもらってるから、良いんだよ」との店主の言葉に甘えることにした。

「また来ます」と言い店を出て帰路につく。

恐らく赤くなってるであろう両の頬を、五月の夜風がそっと撫でていく。

 

家に帰るやいなや布団になだれ込んだ。

スーツのままで風呂にも入っていないが、明日は休みだ。酩酊して気分のいいまま眠りたい。

明日は…

考えてる内に寝てしまった。

 

金曜日

目を覚ますと部屋に白い光が差し込んでいた。

携帯を見ると無機質な白い時で『10:24』と表示されている。

休みで良かったと思いながら、一つ息を吐き起き上がる。

とりあえずシャワーを浴びて、着替えて…チョコチップパンも食おう。と、考えながら浴室へ向かう。

 

シャワーを浴び終えて、部屋着に着替え終わる頃、頭の内側に鈍い痛みが走った。

落ち着きかけていた頭痛がまた出てきた。しかも痛みが増している。

慌てて頭痛薬を飲み、布団に横たわる。

「病院…行くか…」とぼやきながら考えるが、行く気力も起きない。どことなく熱っぽい気もする。

どうしようか迷いながら、とりあえず今日の分のチョコチップパンを無理矢理胃に押し込んだ。食欲など無に等しいが、ここで食べないのは何か癪に障る節があった。

改めてどうしようか迷っていると、携帯が震え始めて僕宛ての連絡を知らせている。

携帯に手を伸ばし見てみると近所に住む高校時代の一個下の後輩からだった。

彼女とは高校時代同じ部活だった事もあり仲が良く、卒業後も連絡を取り続けていた。

大学には行かず、地元を離れて就職した僕だったが、一昨年くらいに彼女から近所に引っ越したことを伝えられ、それからは割とよく会うようになっていた。 僕の家で呑んだり、馴染みの居酒屋で呑んだり、身体を重ね合うこともあったが、付き合っているわけではなかった。

そんな彼女からの連絡は

「今日休みですよね?呑み行きませんか?」

というようなものだった。文章の後には、よく分からないおじさんのスタンプも添えられている。

「それどころではない」と思いながらも、僕は彼女に助けを求めることにした。

一通り現状の説明をして、携帯と瞼を閉じた。

 

しばらくして、インターホンが鳴る。

立ち上がって出迎えるのは、今の僕には些か苦行の為、わざわざ電話をかけて「開いてる」と伝えた。

お久しぶりです、大丈夫ですか?」

と、言いながら彼女は家に上がってきた。

「大丈夫じゃない」と返すと、彼女は持ってきた買い物袋からスポーツドリンクを出して僕に手渡した。

「うーん、確に熱もありそうですねぇ…。風邪かなんかですかね」

右手を僕の額にあてながら彼女が言う。

 

少しの沈黙の後、彼女は見透かしたように僕にいう。

「私ここに居るので、先輩は寝てていいですよ。どうせ、病院行く気力ないでしょう?」

意味もなくお互いに目を合わせ、小さく笑いあった。

「そうする」と彼女にいい、また瞼を閉じた。

 

 

どれ位時間が経っただろうか?

目を覚ました時、彼女は台所に立ち、なにかを作っているようだった。

体調が良くなった訳ではなかったが、少し無理して立ち上がり台所へ向かう。

「何してるの?」と、彼女の後ろから顔を覗かすようにして尋ねてみるが

「おはようございます。病人は向こうで静かにしていてください」と、笑いながら一蹴されてしまった。

大人しく言うことを聞き部屋に戻る。

腰を落ち着けて、彼女が買ってきてくれたスポーツドリンクを一口のみ、煙草に火をつける。

食欲はないが煙草は吸いたい。不思議なものだ。

煙草を吸い終える頃になって、彼女が湯気のたったお椀を持って部屋に来た。

「お粥作ったのでどうぞ」と言いながら僕の前にお粥の入ったお椀とスプーンを置いた。

「お、流石。分かってる」

お粥はただのお粥ではなく梅粥だった。梅粥は体調が悪くなくても割と食べるくらいの僕の好物だった。

お礼を言ってから、粥を一口口に運ぶ。

梅粥は思っていたよりも美味しかった。思えば、彼女の作った料理を食べたのはなんだかんだ初めてかもしれない。家で呑む時も出来合いのものがほとんどだった。

梅粥とは別の暖かさをどこか感じながら食べる内に、お椀は空になっていた。 

 「ごちそうさま」と言って片付けようとするも、彼女が僕を遮って片付けてくれた。

 

煙草をまた一本吸ってから、薬を飲んで横になる。

洗い物を終えたらしい彼女が部屋に戻るなり

「今日泊まってもいいですか…?」と尋ねてきた。

僕は声は出さずに、一度だけ頷いた。

「シャワー借りますね」と言い彼女は浴室へ消えていった。

 

それから、彼女と身体を重ねた。

僕の体調を気遣ってか彼女が僕の上に跨っていた。

ー ことが済んだ後、明かりの消えた六畳間で僕達は寄り添って布団に入っていた。

眠りに落ちるかどうかという時になって彼女がキスを強請る。

「風邪。うつるかもよ?」と言うと

「今更ですよ。構いません。」と笑いながら返された。

それもそうかと思いながら唇を重ねた。

ふと、僕は彼女の事が好きなのかもしれないと思った。

今になってそんな事を思っている僕自身を少し憎らしく思いながら、彼女を両の腕に収め眠りについた。

 

土曜日

週一の休みが明けた今日。

起きる時間はいつもと同じだったが、隣には彼女がいた。まだ心地よさそうに眠っている。

起こさないように布団から出て煙草を燻らす。

 

彼女の梅粥効果か、昨晩出すもの出したからか、体調は少しばかり良くなっていた。

熱も大分引いたようだった。

今日と明日の仕事を乗り切れば、『carotid artery』のライブが待っている。

頬を叩き喝を入れて支度を始める。

残り二本にまでなったチョコチップパンを1本だけで食べ、これまた彼女を起こさないように家を出る。

 

彼女は今日休みと言っていたし、鍵の場所とかだけ連絡しておこうなどと考えながら、最寄り駅までの道を歩く。

 

平日よりは空いた電車に乗りこみ職場に向かい、平日よりは空いた電車に乗りこみ家に帰った。

 

家に戻る頃には彼女はもういなかったが、代わりに

「お粥まだ余ってるので食べてください。お大事に」との書き置きが、栄養ドリンクと一緒にテーブルの上に置かれてあった。

栄養ドリンクが少し汗をかいて、文字を滲ませてしまっているがそれは見なかったことにしてあげよう。

 

一通りことを済ませ、梅粥を食べて寝た。

明日は、ようやくライブの日だ。

 

 

日曜日

今日はいつもより三十分ほど早く起きた。

早く起きたからといってすることがあるわけではないのだが、早く起きた。僕もまだ、何処か幼いところがあるのかもしれない。

頭の痛みは今はほぼなくなった。ただ、頭の中になにかがいる。いや、ある。うまく言えないようなそんな違和感は残っていた。

だが、気にするほどではない。

朝の一服を終えて、僕はチョコチップパンを手に取る。

いよいよ最後の一本になった。帰り際にまた買ってこないといけない。

頭痛に耐えつつもよく一週間食べ続けた。よくやった僕。

そんなことを思いながら、節目のチョコチップパンを頬張る。

相も変わらず美味しくはないが、一週間も食べ続けた僕からすればこの微妙な味が 乙 なのだ。

 

今日はいつもの荷物に加えてタオルを持って家を出た。勿論財布の中にはライブのチケットを入れて。

 

いつも通りに電車に乗って、いつも通り雑居ビルに入る。

いつも通りに仕事をして、いつも通りに仕事を終える。

 

ただ、この先はいつもと違う。

いつもなら仕事を終えるなりそそくさと新宿駅に向かうが、今日は駅とは反対方向に向かう。今日のライブ会場の「LIVEHOUSE バーサーカー」は職場から見て、駅とは反対方向に少し行ったところだ。

 

バーサーカーに着くと結構な人が列を作って並んでいた。

僕も列に並び、入場を待つ。

少しして入場の案内がかかった。

受付でチケットとドリンク代を渡すと、半券とドリンクチケットが返ってきた。

受付の奥にある重い扉を開けると、ステージのある部屋があった。

SEで洋楽がかかっている。

煙草の煙が蔓延した室内。エアコンが少し効きすぎている室内。ライブハウス独特の空気が僕を包んだ。

ドリンクカウンターでハイネケンを頼み、会場の後ろのほうへ行く。

僕はライブを見るときいつも後ろだ。後ろでお酒を呑みながら体を揺らしている。

前列のぎゅうぎゅう感があまり得意ではない僕なりのライブの楽しみ方だった。

 

少しするとSEで流れていた洋楽が静かに消え、会場全体が暗くなった。

いよいよライブが始まる。

 

スモークの焚かれたステージにメンバーの影が写り、ドラムが勢いよくカウントをする。

ー 圧巻だった。生きていて良かった、「今は」そんな風に思えた。

ハイネケンを呑むことも忘れて見入っているうちに、いつの間にか最後の曲の時間だった。 

楽しい時間はいつも一瞬だ。だからこそ、その一瞬がとても鮮明に残る。

 

「最後の曲です。新曲です。」

演奏前にボーカルが短くいった。

乾いたエイトビートから始まったその曲は、このバンドには珍しい英詩の曲だった。

歪んだギターに乗せ歌うその言葉を、僕は自分の持つ英語力をフルに使って聴く。

 

 

Sometime I feel this life isn't so bad

I don't know the reason, but I've felt it

Just breathing, correpted life

Boring sleep, getting drunk at night

ー無機質な生活に、ふと愛着が湧いたりする

 原因は分からないが、そんな時があるんだ

 

惰性で続ける呼吸。毒される生活。

ぬるい眠りと、夜の酩酊。ー

 

 

不思議な曲だった。言葉一つ一つが僕にはまっていくような。そんな感覚。

胸が少し苦しくなる。

 

I'll be aware of LIVING for the first time in the moment I'll die

The monent I'll die

The moment I'll finish dreary breathing

I'll hope to be longer

How stupid I am...

ー惰性で続けた呼吸が終わる時に、無様に明日を思うなら

その時初めて「生きてる」ことを知るんだろうよー

 

まるで、僕の生活を唄っているようだ。訳も分からず涙が出てきた。

 

Just breathing, correpted life

Boring sleep, getting drunk at night

 

繰り返し叫ばれる言葉の羅列。

 

ー 惰性で続ける呼吸。毒される生活。

ぬるい眠りと、夜の酩酊。

 

気が付くと曲は終わっていて、演奏の代わりに拍手の音が会場を包んでいた。

 

バーサーカーを出て新宿駅へ向かう。

駅に向かう途中も、電車に乗り最寄駅へ向かう間も、僕の頭の中には先ほどの歌がずっと響いていた。

 

意味も、意義もない。酒と煙草に寄りかかり、生きていければいいと。

なんとなく。なんとなく惰性で続けた呼吸。生活。

あの歌のいうように、僕の生活も毒されていたのかもしれない。

ニコチンでもアルコールでもない。惰性という毒に。

 

その時。頭の中にいる何かが少し動いたような気がした。

 

僕自身に対してに後ろめたさからか、胸に広がるもやもやを消したいからか、はたまた両方か。

体が酷くアルコールを欲していた。

 

最寄り駅で降りると、僕は駆け足でいつもの居酒屋に向かった。

少し荒く入り口に入り、挨拶もそこそこにビールを頼んだ。

 

ビールはすぐに僕のもとにやってきた。

それからしばらく、ろくに食べもせずにアルコールとニコチンを体に入れ続けた。

 

結構な量を呑んだ。視界が霞んでいる。

ー 夜の酩酊。

また、あの曲が頭に流れる。

 

これでいいと思っていた。これでいいと思っていた僕の生活。

違う。これでいいと言い聞かせていただけだった。

僕自身に逃げ道を与えただけだ。その結果が、このぬるい生活だ。

酷く、情けない。

 

また、涙がこぼれた。

その時だった。頭の中にいた何かが急に消えた。

一瞬頭が真っ白になる。そして、酷く鈍い痛みが頭の内側を襲った。

体から力が抜け、居酒屋の床に倒れこんだ。

まともに呼吸ができない。苦しい。

 

店主が僕の名前を呼んでいる気がする。

すぐそこにいるはずなのに、とても遠くから呼ばれているようだ。

荒い僕の呼吸の音だけが、体の内側から聞こえる。

 

「チョコチップパン買って、帰らねぇと。」

僕は苦しさと痛みの中でそんなこと思っていた。

「明日からも、また食わねぇと。」

視界が暗くなった。呼吸の音ももう聞こえない。

 

I'll be aware of LIVING for the first time in the moment I'll die

The monent I'll die

The moment I'll finish dreary breathing

I'll hope to be longer

How stupid I am...

ー惰性で続けた呼吸が終わる時に、無様に明日を思うなら

その時初めて「生きてる」ことを知るんだろうよー

 

音も光もない空間に、あの歌詞が浮かんだ。

吹っ切れたようにどこか少し可笑しくなった。

 

「あぁ、俺。ちゃんと生きてたんだ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ーだから、人間って一生にする呼吸の回数って決まってるんだってよ。

なんなら、吸う煙草の本数とか。SEXの回数も決まってんのかね?」

「一生に食べるチョコチップパンの本数とかもですかね」

「ん?チョコチップ?ーってか、お前さっきからずっと携帯いじくって何してんの?」

「ちょっと、チョコチップパンとくも膜下出血患者のお話を…」

「なんだそれ。」

「…先輩は今の生活は『なんとなく』ですか?」

「あぁ?さぁーなー。ただ、必死こいて生きてるよ」

「…仕事しますか」

「あぁ。だな」

 

僕たちは燻らせていた煙草を消して喫煙室を出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

短く書くつもりが、短篇小説みたいになってしまった。珍しく頑張った。

職場の人と珍しく真面目っぽい人生の話をしていた時に浮かんだお話です。

ちなみに僕はチョコチップパン童貞ではありません。

文章書きたい。

 

 

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やる気スイッチ。彼らは何処にいるんだろう。

やる気が出ない。ほんと、ミリグラムも出ない。

 

気が付くとぼーっとしている。

何に対してにやる気なのかってのが重要で。

今書き進めている小説の入稿期限が今月末なんだけども、これが中々書き進まない。

PCに向かい合っても、キーボードに手を置くだけ。

少ししたらハイライトに火をつけて、ぼーっとしてる。シャドウバースの実況見てる。

最悪片手にアルコール持ってる。

非常によくない。

 

今はやる気を向けるべき矛先が小説に向いてるが、矛先が変わってもやる気の出なさは変わらない。

 

やる気ってどうやって出すのか。

 

でも、こんな僕でも異常にやる気が溢れ出て、頭が爆速メーリーゴーランドのごとく周り、手が6本くらい増えて、神仏の類へと昇華するときがある。

ただ、都合よくそんな僕的ゾーンに入るのは中々難しく。

きっかけもわからない。ふと、そんな時が来るのだ。

 

ふぁ!

こんなことを唐突に言うくらいだ。

今これを書くことすら、やる気がでない。

だって朝4時だよ?寝させてくれよ。

 

なんの脈絡もないめっちゃいい曲で。おやすみなさい。

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よろめく素人の小言。

以前のはてなブログを消してまた新しくブログを始めました。

なんとなくです。

こんなことをしてたら時間が過ぎてしまって困っています。やべぇ。

 

ブログタイトルの由来は、敬愛する道尾秀介さんの

「シロウト作家の訴え」になんとなく似てる雰囲気にしたかったのでこれになりました。

 

ふわっと、ふらっと書き進めていきます。

 

以前のブログで書いていた記事を一部こっちでも掲載しなおしたので、よければご一読を。

 

言葉を書く機会が欲しくてたまらないこのごろ。

 

今回は、あれです。挨拶です。

おやすみなさい。

 

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小説の魅力。

 

タイトルで小説と言い切ったけど、文章なら大半に通じて思う、言葉だけだからこその魅力を書きたいと思います。

朝4:26。眠いです。

 

僕が思う一番の魅力は、読み手によって解釈や情景が大きく異なる。ことだと思う。

「白い自転車。ー並んで停泊している漁船の、集魚灯や無線アンテナの向こうに見える海沿いの道を。左から右に進んでいく。」ー道尾秀介/球体の蛇 より抜粋。

急だが、この一文を読んでどんな風景を想像しただろうか。

僕は、宮城県塩釜市、松島の港沿いの通りに似た景色を少し美化したようなありもしないだろう景色を想像した。

続いて、

「練習を終えたらしい別のバンドが、奥のブースから賑やかな声を交わしながら出てくる。まだ高校生くらいだろうか。ー(省略)ー幼いミュージシャン達は口々にカウンターに向かって挨拶をし、待合いスペースのテーブルを囲んだ姫川たちの脇を過ぎてった。」ー道尾秀介/ラットマン より抜粋。

また道尾秀介とか思った奴。そのとうりです異論は認めません。

ところでこの文を読んで今度はどんな風景を描いたろうか?

今回はバンドスタジオという舞台であるからして、想像しにくい人もいるのではないだろうか?

僕は吉祥寺にあったMikellzというスタジオをまんま当てはめた。

 

二つ例を並べたが、各々が描いたものが同じということは絶対にない。言い切る。絶対だ。

仮に、場所が同じだったとしよう。スタジオの例で話そう。

10人が皆、奇跡的に同じスタジオを想像したとしよう。

だが、この時各々が一致してるのは場所だけだ。

どの角度の視点から見ているだろう。

誰を想像してるだろう。

人物の顔、表情。

コントラスト。

細かい描写全てが一致することはありえない。

言い換えれば、誰とも同じベクトルで共有することができない。

絵を書いたり、映像にすれば話は別だが、それ以外の手法で他人と同じ情景を共有できないのだ。

だが、それこそ小説の魅力の内であると思う。

自分だけの世界だ。書き手が提示した色々なパーツを基に読み手自身がそのパーツで小説の世界を構築していく。そう言われると面白くないだろうか?

書き手にすら分からない世界が広がっていく。もしかしたら書き手よりも精密で、素晴らしい世界を読み手が構築してるかもしれない。

 

でも、映像や絵の場合ならどうだろう。

どちらも僕は嫌いじゃない。

が、双者ともに受け取る側はその映像等に映されたままの世界をその作品の世界として受け取る。それが醍醐味の一つだから否定はしないが、悪魔で小説と比べた時にだ。

僕は、自分で想像する方に魅力を感じた。

 

しかし、想像というのは素材が必要だ。

素材というのは、書き手の表現だったり、一番大きいのは読み手の経験だ。

スタジオの例をまた使うが、バンドスタジオに行ったことがない人がその風景を一から構築するのはなかなかに難しい。

内モンゴル自治区の人がイタリアの洒落た海沿いを想像しても歪になるだろう。馬鹿にはしてないよ。

何が言いたいかというと素材が少なければ少ないだけ、想像した世界も貧相になる。

素材が多ければ多いだけ、想像も広がるし精密になるだろう。

世界を旅した知識人が想像した情景は相当に美しいだろう。

ほら、こんな事を書いていたら旅をしたくなってきた。

知識を深めたくなってきた。

いい事づくしだ。

 

こんな風に文字だけだからこその大きな魅力があると僕は思っている。

更に加えるなら、小説は何度読んでも新しい。とどこかで聞いた記憶があるがまさにその通りだと思う。

時間を重ね、年をとれば、人は相応に色んな経験を積む。

それが素材となって、いつか読んだ小説のいつか想像した世界に新しい彩りや感情を加えていく。

そしたらそれは、全く別の世界だ。

極端なことを言えば、浅草でもんじゃを食べていた主人公がイギリスでフィッシュアンドチップスを食べてるような。

うん、なんか違うね。

 

ここで丁度一時間近く経ったし切り上げに掛かりたい。

 

皆、本読もうぜ。

面白いよ本の世界は。

読み手次第でどうとでも変わる。

道尾秀介がオススメだよ。さぁ本屋へ行こう。

 

僕も音楽とは別に傍らで文章を書きたい。

読むだけじゃ収まらなくなってしまった。

誰か…僕に機会を…!

 

今回は大きく一つ魅力しか取り上げられなかったけど(体力と時間的に)またもっと掘り下げていきたい。

 

最後は小説的世界感のバンドの曲で締めよう!

 

 

アディオス!

 

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※この記事は以前のブログで書いた記事の一部です。

ブログ変更の際に新しいこちらのブログで再投稿しました。

 

 

人生は卵かけごはん。

月曜日       僕は朝起きて顔を洗った。寝巻きのまま冷凍庫から一昨日くらいに余ったご飯を取り出し解凍する。チンできるまでに卵と茶碗と箸を取り出し、昨日余った味噌汁を火にかける。

沸騰した味噌汁をよそい終わる頃に、「チン!」と電子レンジが喘いだ。

ラップの端を手早く持ち、ご飯をお椀に移す。

そして、新たな器を取り出し、卵を落とし、醤油と味の素を入れて混ぜる。

白身はそのまま。混ぜたら、ご飯にかける。

箸を咥え両手にお椀を持ち、テレビの前の席に着く。

テレビをつけたら、ZIPからスッキリに変わったところだった。

僕は卵かけご飯を食べた。

そして、二度寝して昼からバイトに出かけた。

今日はお客さんが少なかった。帰り道、夜は寒かった。

 

火曜日  昨日とあんま変わらなかった。

お客さんが多かった。

 

水曜日  昨日とあんま変わらなかった。

常連のおじさんに黒胡麻セサミンを袋ごともらった。

 

木曜日  事件が起きた。卵が切れていた。あまりにも不覚だった。

買いに行く気力すら失った。仕方なしに賞味期限ギリギリの菓子パンと黒胡麻セサミンを摂取した。

朝、電子レンジが喘がなかった代わりに、夜に彼女が喘いだ。

バイトは休みだった。

 

金曜日  昨日彼女に頼んだお陰で朝はちゃんと卵かけご飯を食べた。

ふと、思い出し台所の引き出しを漁った。

のりたまふりかけがあった。今日は電子レンジが二回喘いだ。

冷凍ご飯がもうないので、寝る前にご飯を少しだけ炊いた。

 

土曜日  今日はバイトが朝から昼までだった。

早朝は食欲がない、せっかく炊いたが少ししか食べなかった。

夕方から高校時代の友達と家で飲んだ。

近所のスーパーで大量に買った惣菜を温めるとき友達の扱いが雑だったからか、電子レンジのドアが割と新品だというのにゆるくなってきた。

電子レンジの「チン!子ちゃん」は見た目の白色とは裏腹にどんなやつでも温める軽率な子なのかもしれない。

 

日曜日  朝から雪が降っていた。

いつも通りに卵かけご飯を食べた。今日のラッキーフードはのりたまだった。

バイトの帰り道、夜中だから平気だろうと小さい信号を無視した僕は車にひかれた。

朦朧とする意識の中僕は思った。

 

「卵かけご飯食いてぇ。」

 

 

 

あの世では卵かけご飯は食えるだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

……みたいな人生というのは許されないのでしょうか?

 

 

 

 

※この記事は以前のブログで書いた記事の一部です。

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山田さん。僕はあなたに惚れている。

 

午前は3時の少し前。

形のなくなったラジオから流れる知らない洋楽を聴きながら、手紙を書いている。

 

ヤニ汚れた部屋と、ヤニ汚れた生活と。

停滞と維持。五文字で済んでしまう日々の中で、僕は手紙に何と書くだろうか。何を伝えるだろうか。餃子を作ろうと買い物に出かけたのに、皮を買い忘れて帰って来た。そんな気分な気がしなくもない。いや、しない。

何に例えていいか分からないのは、例える程でもなくどうしようも無いことだからだと思う。

 

時間が経って、曲は変わって、ノイズは増した。

時間が経って、曲は変わって、筆は止まった。

時間が経って、曲が終わって、声が聞こえた。

電子音に包まれた音符の羅列。趣味では無い。

変えた周波数からは、女の声が聞こえてる。

女の言葉が嫌に耳について、鎖骨の下辺りで何かが疼いてる。

形のないラジオは止んだ。

 

久し振りに書く事がこんな意味も無い現状の羅列とは思いもしなかった。

当初の予定とは違った結果。僕はだから屑なんだろう。酷く劣悪な自責の念。

 

怪物とココアは案外に同じ身長で、封を切られ光を浴びてる。

灰皿は満腹のご様子。摂取すべきものは僕の指の間にあるというのに。だらしない。

空っぽの怪物に灰を落として、屑の生活は続いてる。

 

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ピクミン

 

ピクミン

 

家族皆で楽しくほんわりと笑いながら

「赤ピクミンは〜…♪青ピクミンは〜…」

と歌いながらやるものだと多くの人は思うかもしれない。

それは違う。

ピクミンは想像以上の頭の回転と効率の良さを求められるのと同時に

ピクミンが敵に食べられ

焼かれ、溺れ、感電し、毒に侵され、
潰され、亡くなる度に

「ふぉああぁ…」

と、悲しげな声が聴こえてくる物凄い精神をやられるゲームである。


初代ピクミンピクミンの種類も代表的な三種類しかいなく、ゲームの進め方もシンプルだったが

残酷さも含め色々なものが増したのが二代目ピクミンからである。

ピクミンの登場で全ては一変した。

ピクミンは「毒を持つ」という性質がある。

つまり、敵が白ピクミンを「食べた」場合

敵は白ピクミンの毒によって一定量のダメージを受けることになる。

初めのうちは止むを得なく食べられてしまった時に白ピクミンの最後のあがきと思えたが

このシステムは人間の心の奥底にある邪悪な考えを彷彿させた。

それは、

「白ピクミンを『わざと』敵に食べさせて毒で敵を倒す」

という神風特攻隊の様な攻撃方法である。

これにより、どんな強いボスでもピクミンを食べる攻撃をしてくる敵なら

ある程度倒すことが可能になった。

だが、それとの代償に物凄く心が痛む。


時は過ぎ、三代目ピクミン

現時点で、一番新しいWiiUピクミンだ。

これはこれで新しい進化を遂げた。

二代目に出ていた紫ピクミンと白ピクミンの代わりに、

ピクミンと、羽ピクミンが出てきて

主人公となるキャラクターが三人になり

そして、それを各々切り替えて操作できるシステムが導入された。

これによりピクミンはより効率性を求められるようになった。

一方は探索し、一方はピクミンを増やし、
一方は敵を倒し…など

無駄な時間を減らし同時進行することによりゲームの進み具体を左右する。

そして、この三代目ピクミンで目立たないが注目するべき所が

「食料制度」である。

今まではお宝を集めたり…とサブミッション的なものが用意されていたが

今回は食料である。

フィールド上に点在する果物を集めて自分たちの食料を確保するそれが尽きるとゲームオーバー。

調子に乗って探索ばかりしていたりは出来ない侮れないシステムであり

遠回しに自分の食いもんくらいどうにかしろと、言われてるような気がする。


総じて言うとピクミンはとっても楽しいゲーム年齢制限のないファミリーゲームで
家族皆でほんわりと楽しめるゲームということです^^


以上、
半年ぶりにピクミンをやり返してるピクミン大好き人間がお送りしました。

普通にピクミン可愛い。

 

 

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