よろめく素人の小言。

ふわっと、ふらっと生活を。

人生は卵かけごはん。

月曜日       僕は朝起きて顔を洗った。寝巻きのまま冷凍庫から一昨日くらいに余ったご飯を取り出し解凍する。チンできるまでに卵と茶碗と箸を取り出し、昨日余った味噌汁を火にかける。

沸騰した味噌汁をよそい終わる頃に、「チン!」と電子レンジが喘いだ。

ラップの端を手早く持ち、ご飯をお椀に移す。

そして、新たな器を取り出し、卵を落とし、醤油と味の素を入れて混ぜる。

白身はそのまま。混ぜたら、ご飯にかける。

箸を咥え両手にお椀を持ち、テレビの前の席に着く。

テレビをつけたら、ZIPからスッキリに変わったところだった。

僕は卵かけご飯を食べた。

そして、二度寝して昼からバイトに出かけた。

今日はお客さんが少なかった。帰り道、夜は寒かった。

 

火曜日  昨日とあんま変わらなかった。

お客さんが多かった。

 

水曜日  昨日とあんま変わらなかった。

常連のおじさんに黒胡麻セサミンを袋ごともらった。

 

木曜日  事件が起きた。卵が切れていた。あまりにも不覚だった。

買いに行く気力すら失った。仕方なしに賞味期限ギリギリの菓子パンと黒胡麻セサミンを摂取した。

朝、電子レンジが喘がなかった代わりに、夜に彼女が喘いだ。

バイトは休みだった。

 

金曜日  昨日彼女に頼んだお陰で朝はちゃんと卵かけご飯を食べた。

ふと、思い出し台所の引き出しを漁った。

のりたまふりかけがあった。今日は電子レンジが二回喘いだ。

冷凍ご飯がもうないので、寝る前にご飯を少しだけ炊いた。

 

土曜日  今日はバイトが朝から昼までだった。

早朝は食欲がない、せっかく炊いたが少ししか食べなかった。

夕方から高校時代の友達と家で飲んだ。

近所のスーパーで大量に買った惣菜を温めるとき友達の扱いが雑だったからか、電子レンジのドアが割と新品だというのにゆるくなってきた。

電子レンジの「チン!子ちゃん」は見た目の白色とは裏腹にどんなやつでも温める軽率な子なのかもしれない。

 

日曜日  朝から雪が降っていた。

いつも通りに卵かけご飯を食べた。今日のラッキーフードはのりたまだった。

バイトの帰り道、夜中だから平気だろうと小さい信号を無視した僕は車にひかれた。

朦朧とする意識の中僕は思った。

 

「卵かけご飯食いてぇ。」

 

 

 

あの世では卵かけご飯は食えるだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

……みたいな人生というのは許されないのでしょうか?

 

 

 

 

※この記事は以前のブログで書いた記事の一部です。

ブログ変更の際に新しいこちらのブログで再投稿しました。

 

 

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