よろめく素人の小言。

ふわっと、ふらっと生活を。

季節と服と僕らの聖戦(ジハード)

一つ質問があります。

皆さんに。そう、そこの貴方に。 

「今って、夏?」

 

 

六月中旬。

梅雨とかいう中途半端な期間を持つ中途半端な月の中途半端な時期。

全部半端やん。

半端は半端でも、小さいハコのワンマンライブのチケットをギリギリで売り切れないインディーズバンドの方がまだマシだ。

 

日が沈み、日が昇るまでは肌寒く。

日中はただ暑い。

そうかと思えば急に雨降ったり、途端に寒くなったり。

新手のイジメですか?やめてもらっていいですか?

割とキツイです、それ。

上履き隠していいんで。お金も渡すので。

頼むからハッキリしてくれ。

『この日から衣替え!』って言ってくれ。

 

僕は昔からそうなんですが、衣替えというのがどうにも苦手で。

そんな僕に追い打ちをかけるのが6月。あと9月。

特に最近のあいつらタチ悪い。

年々凶暴化してる。陰湿だよね、イジメ方が。

 

冬の終わりから着はじめてるちょっと薄めの上着。まだ着てるもん。

これメッチャ暑い。暑いんだけど毎朝しっかり羽織って家を出てしまう。

毎朝後悔してる。

でも、ないならないでなんか不安になる。

上着に頼って生きていたからか、妙に落ち着かない。

ポケットの数に違和感。

 

ここまで来たら衣替えは戦争だよ。

季節と服との戦争。

 

 

ここで一つ。冬場のコンビニの駐車場を思い浮かべて欲しい。時間帯は深夜。

 

浮かべましたか?

多分その景色の中にいるはずです、おでん食いながらたむろしてる青年達が。

居ない?いや、居ます。

どこの地域にも居ます。ジグザグマみたいな奴らなので歩いてれば草むらから出てきます。

 

そんな彼らですが、注目してほしいのはおでんじゃなくて服装。

冬場なのに寒そうな格好してませんか?

スウェットにパーカーみたいな。コート来た人達がマフラーしながら横を歩いてるのに、パーカーって。

たまに、六分位のズボンにトレーナーみたいな強者もいるし。

そのクセおでん食ってるし。

 

きっと彼らも、衣替え戦争の前線に立つ兵士なんですよ。あれはね、時期的に冬の衣替え戦争。

衣替えのタイミングを九月頃から探っては、いつの間にか冬本番向かえてしまったんだよ。

今更どうしていいか分からずおでん食って誤魔化してるんだよ。

 

そんな彼らが飽きもせず、毎夜集まって何を喋ってるか気になったことありませんか?

あれは作戦会議です。戦争の。

 

 

━「軍曹。明日の平均気温は今日よりも2°下がる模様です!」

「なに…!?それは本当か、ジョンソン一等兵!   奴らとうとう本格的に攻め立ててきたか…どうする…。

おい!竹田三等兵!第二班に連絡し、弾頭及び残り武器(明日着れる服)の確認を!急げ!」

「軍曹…!お言葉ですが、もう諦めて白旗をあげる(コートを着る)のが最善では!?」

「何を言ってる!ここまで来て引き下がれるか!」

 

「ぐぁっ!」

「どうした!竹田三等兵!」

「大変です軍曹!竹田三等兵に…と、鳥肌を確認しましたァ!」

「な…なに!おい、竹田ァ!しっかりしろ!! …医療班!至急、カイロとポッカレモンを!!死ぬなぁ!竹田ァ!お前には帰る場所があるだろ!お前が死んだら、母国で待つお前の息子に合わせる顔がねぇんだ!」

 

 

みたいな。そんな感じだと思う。

結局竹田は全身鳥肌になって帰らぬ人になって。

そうやって竹田を犠牲に彼らは季節を越えていって。

春先に母国に帰った軍曹は、竹田の死を泣きながら竹田の息子に伝えるんだと思う。

そして、次の衣替え戦争で父の仇をうちに戦場に赴くんだと思う。

それで数年後にアンビリバボー辺りで特集組まれる。

『衣替えの大戦で亡くなった父と子の悲しき物語』

みたいな企画名で。

 

 

そんなこんなで僕も今、夏の衣替え戦争の最前線にいるわけですが。

僕はこの戦争を生き残れるでしょうか?

隊を組んでない僕は非常に心細いです。太陽光という名の弾丸が頬をかすめてる。

 

 

 

 

 

竹田。誰だよ。

 

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